ベーシックな海皇と海皇オルフェについて。
久しぶりに水精鱗の記事です。
今まで旅のことばっかでしたが、なんだか海皇水精鱗の人気が出てきたようなので簡単にそれぞれの強み弱みをまとめようと思います。
「まとめる」とは言ってますけどあくまでモブが好きなデッキをこう見てますよーって話です。
環境考察とかそういうのじゃないです。
そもそも現在言われている事を交えて書いているのでそんな新しい事書いてないっす。
各海皇水精鱗の強みと弱み
さて、海皇水精鱗と一口に言っても様々なスタイルがあります。ガンブラーで6ハンデスを狙うロマンたっぷりの海皇水精鱗。オルフェゴール混の効果無効貫通構築。正統派ビートダウンの水精鱗にメインからメタ要素を積んだ水精鱗。また、雪花非雪花でも分別できますね。
色々ありますが本項ではタイトル通り海皇オルフェとベーシックなビートダウンスタイルを取る海皇水精鱗について触れて行きます。
さて、まずはベーシックな水精鱗から。
構築を見てみましょう。
ベーシック(大嘘)な水精鱗です。店舗で使った僕のです。ちょっと癖があります。
ところでみなさん、海皇水精鱗の元々の本質的な強みって何かわかりますか??
最近の水精鱗はとてもコンボ色が強く分かりづらいのですが、元々はネプト一枚でワンキルする省エネワンキルデッキなんですよ。
んで今でもネプトとディニクを握ればワンショットなり盤面崩して蓋みたいなことができます。
たった二枚で他のデッキを蹴散らすほどのパワーがあるんです。あるはずです。
何が言いたいかというと、この二枚以外は全て妨害を剥がす除去札、あるいは妨害札にしていいわけなんです。
初手五枚中二枚が攻め手、残り三枚は妨害。これだけで勝てます。
実際はそう上手くいかない事の方が多いのですが、極論これなのです。
ネプトディニク、そしてそこから接続するカード以外は全て除去札妨害札でデッキを構築することができる。
サブギミックの選択次第では全てとはいきませんが、大方この通りなんです。
ベーシックな水精鱗というのは意外にも構築の幅が広く、上のレシピの通りメインからメタ要素になりうる札を採用したり、多段攻撃を可能にする札を複数採用することができます。
なのでメインから厄介なシステムモンスターで詰むという事が少ないし、直接的な除去で詰むこともそんなに多くないです。
これがベーシックな海皇水精鱗の強みと言って良いでしょう。
弱みに関してはいつも通りです。
召喚権を使わないと並以下のパワーしか出せない。
オトシヤでギリギリ誤魔化せてないのが現状ですね。
では、海皇オルフェの強みとはなんなのか。
店舗戦で勝ち切ったレシピしかないのでそれを拝借してきました。
さて見てもらえればわかりますがデッキの中全部コンボパーツです。
このデッキの強みとはなんなのか。
それは先攻時の圧倒的なパワーとメイン一本目の効果無効へのある程度の耐性です。
元々このデッキは龍騎ディニクで展開しようとして効果無効貰ってもオルフェに向かえば誘発無視して先攻展開できるじゃんという発想から生まれました。
実際に発展していった海皇オルフェは初期のコンセプトから少しズレたものになりましたが、強力なコンボデッキとして成立し始めています。
しかしこの海皇オルフェ、現代遊戯とは思えないほど真っ当なコンボデッキで後手からの捲りが非常に難しいのです。
というのも、デッキの大部分が単純なコンボパーツであること。当初のコンセプトから外れた発展系では妨害の当てどころか明らかなことの二点が原因となります。
コンボ成立時のパワーは純正オルフェゴールよりも素晴らしい物になりますが、やはり妨害を当てやすいのが非常に問題です。
また、デッキの大半がコンボパーツということはシステムモンスターで詰むことがあるということですね。ここがベーシックな海皇水精鱗との大きな差です。
ただその代わり、サーチせずに動けるのでサンドラ一枚だけなら上から盤面を崩してライフを取りに行けます。ここはベーシックな海皇水精鱗にない大きな強みですね。
ベーシックな海皇水精鱗もデストルドーがありますが、素引きが必要な分やはりメインギミックでサンドラを越えていけるのは評価したい部分です。
とまぁざっくりした比較です。
海皇水精鱗に興味を持たれた方がこの記事を読んでどちらを組むかの決め手になればなと思います。
最後にまとめ。
ベーシックな海皇水精鱗
強み
メインの枠に余裕があり、ある程度のメタ要素を組み込める。そのため極端な詰みが生まれにくい。
弱み
ネプト依存気味。
オトシヤでは若干パワー不足。
海皇オルフェ
強み
先攻展開時の圧倒的パワー。
ディーヴァや龍騎に誘発を貰えればかなり有利なゲーム展開になることがある。
弱み
コンボ色がかなり強いため妨害をまともに食らうとかなり動きづらくなる。
デッキ内の大半がコンボパーツなのでシステムモンスターやその他置物で詰みかねない。
以上です。
少しでも参考になれば幸いです。