水精鱗先行獲得理論

水精鱗で先を取る必要性について。理論というほど大袈裟なものではありませんが、その必要性について纏めて行きたいと思います。

 

後手からの捲り能力に定評のある水精鱗ですが所詮はコンボデッキ、やはり特定札を揃えなければその能力を充分に出し切ることはできず、たった一枚の妨害で沈んで行くことも多々あります。この記事を読んでいる方も召喚権を消費して起動効果を成立させないと動けないのに、成立させる前に相手の直接除去で沈んだという経験は少なくないはずです。

 

そのためにも水精鱗においては、先行を取ることで特定のコンボ札を集め、先行2t目からその特有の殺意を持ち多段攻撃によって相手を殺しに行くことを目標にしていきます。

 

集めるべき札はもちろん龍騎ディニクです。この二枚を揃えて成立させることが水精鱗を組む意味だと言っても過言ではありません。この二枚に水精鱗のほとんどが詰まっています。

 

ではこれらの札を如何にして集めるのか。

その手段は基本的に素引き・ネプトかディーヴァの効果の成立によるサラキ龍騎の二択です。これだけみると心許ないですね。

 

ですが実際には5割以上の確率でこれらを揃えることができます。

正しい数値は私自身の学がないせいで分からないのですが、雪花を含んだ40枚デッキからネプトディーヴァの4枚のうちどれかしらを初手に引き込む確率が46%、さらにマリガン効果と組み合わせのパターンによって龍騎ディニクと鬼龍騎などによるサラキ龍騎パターン、また、2t目のドローも含むと5割を越えます。6割には届かないのですが、5割を越えての龍騎ディニクの成立は相手にとって脅威であるはずです。脅威でなければこの山をさっさとゴミ箱へダストシュートしましょう。龍騎ディニクを否定されては水精鱗を組む意味がありません。

 

ちなみに後手1t目でのディニク+龍騎(ネプトディーヴァ)を引き込める確率は3割とちょっとです。

マッチ中に一回あり得る確率ですね。

 

もちろん、龍騎ディニクだけで100%勝てる訳ではありませんがやはり勝利には近づきます。龍騎ディニクにもう一枚なにかを引き込めれば2妨害を越えてのワンショットなんかも多々ありますし、相手の山がサンダードラゴンだと判明してから龍騎コストでディーヴァをサーチしたら返しのターンにワンチャンス生まれます。ディーヴァディニクなら最大二回効果無効を貰って一枚バウンスまで行けますし、無効の打たれ方次第ではヴァレルまで届いてしまいます。

対応力という観点から見ても、個人的には水精鱗で先行を取ることに意義を感じますね。

 

では、サラキ龍騎で上から殺されたらどうするのかという疑問に当たることはあると思いますが、あまり心配されなくても良いと思われます。

環境上位を見てもワンショット系の山は多くなく、居たとしてもオルフェゴールであり、水精鱗にとってオルフェゴールは有利対面なのでマッチ単位で見た場合気にする必要はやはりないかとおもいます。そもそもオルフェゴールに妨害を越えてのワンショットは少し難しく、2妨害準備できれば即死はほぼないでしょう。

 

最後に、龍騎(ネプト)ディニクを揃えても彩宝竜を消費していたりすると多段攻撃というのはまた少し難しくなってきますが、それでもやはりディニクを持っているのと持ってないのとでは水精鱗というデッキの攻撃力に大きく関わってきますので、これらの獲得を目指すことが水精鱗をプレイする上では意識していきたいところです。

 

また、この記事を書いている途中に制限改訂が発表されました。オルフェゴールと恐竜の数が少し減りそうですね。そういった視点からも先行サラキ龍騎のプランは有効的だと言えるはずです。突死が減ったのですからね。

 

 

-まとめ-

・水精鱗は先行を取るべき。何故なら直接除去を綺麗に踏めないから。

・2t目に本気で殺しに行け。5割以上で2t目龍騎ディニク。

 

以上です。何か質問等あればツイッターまで。